はなまるパピもす(アラサー育休(してた)メンズ)の日記

男性育児休業取得者による子育てログです。乳児はなまると妻やはまるをチヤホヤしています。是非ご一読とコメントを

乳児用液体ミルクの話

乳児用液体ミルクについては、「男女共同参画・女性活躍の推進に向けた重点的取組事項について」及び「女性活躍加速のための重点方針 2017」において、母乳の代替としての新たな選択肢となり得る乳児用液体ミルクの普及実現
に向けた取組を推進する必要があるとされている。

これは厚生労働省の資料を拝借した文言だ。

 

「女性活躍」のためには乳児用液体ミルクの解禁(正確に言うと適切な制度・規制設計なのだろうか)が必要であるという指摘があるらしい。

液体ミルクがあるから女性が活躍する、って理論はきちんと理解できていないけど、携帯できて楽にミルクを与えることができるなら、その分母親のエネルギーは保たれ時間的にも豊かになるのかもしれない。

うちは、まだ生後一か月で病院や親類の家以外はほとんど外出していないし、妻も産後休暇でありこれから育児休業に入るところだから、実際液体ミルクがあれば嬉しい!っていう確信的なものはない。

とはいえ、これからを想像すると母乳を与えられる妻がいなければ、はなまるを連れての二人外出が億劫になりそうな気はする。皆やっているんだと思うけど、水筒に熱湯を準備して粉ミルクを持ち歩く(?)のは面倒だよね。

 

ちなみに(現在調査しているところだが)、これまで日本では規制により乳児用の液体ミルクはほとんど市場にでておらず、オーガニック大豆を使用したの携帯用ミルク(豆乳)として「ソイヤラックネオ」というものを三育フーズ(株)などが生産・販売している程度のよう。

ソイヤラックネオ(携帯用) | 三育フーズのホームページ

 

この乳児用液体ミルクは、災害「被災地」など粉ミルクを溶かしたり温めたりするのが難しかったり、衛生管理が難しい環境でとても活躍しており、実際に熊本の震災の際にはフィンランド国が熊本に被災地支援として寄贈している。

ついに日本でも液体ミルクが解禁されることになるのだが、日本のメーカーにはノウハウがないだろうから、まずは海外製の輸入品が市場に出回ることになるのだろう。

フィンランドの乳児用液体ミルクを熊本の被災地へ - フィンランド大使館・東京 : 最新ニュース

 

乳児用液体ミルクの特長は下記の点が挙げられる。

<特 色>
○ 育児の負担軽減
・ 夜間・共働き世帯、母親不在時などでも授乳可能
○ 調乳の手間が省略され、外出時の所持品も少なくなる
○ 災害時の備えとしても活用が可能
・ 水・燃料不要、母乳はストレスで止まるリスクあり など
<H29.3 男女共同参画会議 男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会報告書
「男性の暮らし方・意識の変革に向けた課題と方策」より>


<課 題>
○ 値段が高い
・ 粉ミルクの2倍弱(US市場)
○ 赤ちゃんの好み
・ 温度、味の好みによって飲みたがらない場合も
○ 店頭寿命が短い
・ 賞味期限は6か月(メーカー試算)⇒ 店頭2か月 など

 

厚生労働省が8月12日製造の規格基準をまとめたことで大きく本件は前進しそうだ。乳児用液体ミルクプロジェクトという事業を開始している女性起業家の活動なども注目しながら今後の動向を見ていきたい。